運動中 突然死

運動中の突然死は健康な方でも起きる可能性が

マラソン大会

 

著名なアスリートからジョギングが趣味のおじさんを問わず、運動中に突然心臓発作により死亡するというケースがあります。

 

最近ではお笑いタレントの松村邦洋さんが、東京マラソン中に倒れ、生死の境を彷徨いました(幸いAEDと適切な治療で一命をとりとめました)

 

こうした状態に陥る方の多くが「心室細動」とよばれる症状が見られます。この心室細動というのは、通常はドクドクと規則正しく脈打ち、全身に血液を送るポンプの役割をする心臓が、何らかの原因で規則的な収縮が失われ、不規則にプルプルと痙攣するだけになることです。

 

こうなると当然ながらポンプ機能はストップし、血液が全身に送られなくなり血圧はゼロになり、脳に血液が行かないので意識がなくなり(この間5秒?15秒と言われる)最終的に死に至ります。

 

つまり、一刻も早く対処しないといけない症状です。

 

松村さんの場合、AEDによる処置が素早かったことが、命を救う大きな理由になったようですね。

 

この心室細動は、心臓に何ら問題を抱えていない健康な方より、目立った症状がないながらも何らかの問題を心臓に抱えている方に発生しやすいと言われてきました。

 

まあそうでもない限り、恐ろしすぎますよね。こんな致命的な症状が健康な人でも起きる可能性があったら、それこそ生きた心地がしませんし、息が切れるような運動なんてやりたくないです。

 

ところが最近の研究で、この心室細動が健康な人でも起きる可能性があることが分かってきたのです。

 

東京医科歯科大学難治疾患研究所の古川哲史教授らは、国立循環器病研究センターなどとの共同研究で、マウスを使って運動中に突然死に関係する新たな遺伝子を確認したと、10月1日発行の欧州心臓病学会誌「European Heart Journal」(電子版)に報告した。

 

人間のある遺伝子に変化が起きることで心室細動のリスクが高くなるとのこと。

 

ただ、心室細動を始め死に至る心臓疾患の原因に遺伝子があることは以前から言われていて、HCN4と呼ばれる遺伝子に不具合が起きると心室細動の原因になることは明らかになっています。

 

 

こうした遺伝子の以上によって起こる致死性の心疾患は数種類あり、現在は遺伝子検査によってある程度のリスクがわかるようになっています。

 

また、心室細動は遺伝子等先天的な理由とは別に、ストレスや生活習慣の乱れが原因になるともいわれています。

 

心室細動のリスクを高める要素
  • 精神的・肉体的ストレス
  • 睡眠不足
  • 喫煙
  • 食生活の乱れ
  • コーヒーなどカフェインのとりすぎ
  • 高コレステロール
  • 高中性脂肪
  • 高血圧
  • 肥満
  • 日常的に激しい運動をしている

 

上記の項目の複数が当てはまるような方は、心室細動に注意したほうがいいかもしれません。

 

また、家族や血縁者に心疾患による突然死した方がいる場合も、リスクが高いといえます。いままで運動をしてなかったのに、急にランニングやジム通いを始めた、というケースも注意が必要です。

 

ストレスの面においては、あまり生真面目に何事も深刻に捉えがちな方も要注意です。逆にマイペースで周囲にあまり影響されないような人のほうが、心疾患に罹る危険は少ないといえます。

関連ページ

伊藤園から機能性表示食品の「お〜いお茶 巡りさらら」発売される
ペットボトルのお茶の定番といえば「お〜いお茶」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。濃い味や玄米茶などいろいろな種類があるお〜いお茶ですが、ついに機能性表示食品となる「巡りさらら」が発売されました。いったいどんな効果があるのでしょうか。
加速する「インナービューティー」思考|腸内環境と美容の関係は
次々と新しいトレンドが生まれては消える美容業界。こと健康食品についても、美しさにつながる商品は数え切れないほど世に送り出されています。健康食品の業界紙である健康産業新聞にも、この流行の流れと新しい潮流についての記事があり、考えさせられる内容でした。
オメガ3脂肪酸は「まとめて摂取」が効果的!?毎日より週1ペースが理想
脂肪燃焼や中性脂肪を減らす効果があり注目されているオメガ3脂肪酸。これまでの常識では毎日決まった量を少しずつ摂るのが当たり前でしたが、新しい実験では週1回くらいのペースでまとめて摂るほうがより効果が強くなることがわかりました。