ビタミン 定義 水溶性 脂溶性

ビタミンの定義や基本的な機能について

ビタミンたっぷり野菜の集合

 

20世紀初頭、世界で初めてビタミンB1が発見された時に、生命に必要(vital)かつ窒素を含むアミン(amine)化合物という意味でつけられたビタミン。

 

ビタミンを定義するとすれば、いったいどういう位置づけなのでしょうか?

 

大前提として、ビタミンは生命および生理機能を維持するために欠かせないものであるにもかかわらず、体内では一切つくりだす(合成する)ことができない点があります。

 

ビタミンとは実に厄介な代物なんですね。

 

つまり、ビタミンはすべて外から摂取する(食事・サプリ)しか方法がありません。これは人間にかぎらず、他の動物でも同じことがあてはまります。

 

ちなみに、ビタミンは食物など自然に存在しているうちは前駆物質(プロビタミン)と呼ばれます。

 

自らビタミンを作れない動物とちがい、植物は強い日光を浴びるとミトコンドリアでビタミンCが作られることがわかっています。

 

ビタミンは脂質や糖質のように、カロリーとなるエネルギーとしての役割はありません。ビタミンは触媒機能として、細胞の代謝に働く役割を担っています。

 

脂質、糖質、タンパク質という三大栄養素をミネラルとともに体内で調整するのがビタミンの主な役割で、合計13種類のビタミンが互いに助けあいながら身体の機能を正常に維持しています。

ビタミンは大きく2つに分けられる

さまざまな種類が存在するビタミンですが、その性質から大きく2つに分けることができます。

 

その基準は「水に溶けるか溶けないか」。

 

水に溶けるビタミンを水溶性ビタミン、溶けないビタミンを脂溶性ビタミンといいます。

 

身体の中での合成・分解および排泄経路など生物学的に特性が、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンでは明らかに異なります。

 

水溶性ビタミン

水溶性ビタミンは身体に取り入れても尿から排出されるので、たくさんの量を長期間ためておくことができません。こまめに補給するのがポイントです。

 

逆に過剰摂取をあまり気にする必要がないので、あまり気を使わずどんどん摂ってもいい気楽さがあります。

 

◎ビタミンC
◎ビタミンB1
◎ビタミンB2
◎ナイアシン
◎ビタミンB6
◎葉酸
◎ビタミンB12
◎ビオチン
◎パントテン酸

脂溶性ビタミン

水に流れ出ない脂溶性ビタミンはある程度の量は身体に貯められるので不足しにくいですが、逆に過剰摂取による害に注意する必要があります。

 

基本的に食材に含まれるビタミンは量が少ないのでよほどたくさん食べないと害はでないですが、サプリメントで摂取する場合は過剰摂取に特に気をつける必要があります。

 

◎ビタミンA
◎ビタミンD
◎ビタミンE
◎ビタミンK

 

これらの他にも、ビタミンに似た働きをするビタミン様物質があります。

 

主なものとして、神経を正常にしてコレステロールを流れやすくするイノシトール、強い抗酸化作用があるコエンザイムQ10、同じく抗酸化作用がありビタミンCやEの効果を高めるリポ酸、胃の粘膜を健全にするビタミンU(キャベジン)などがあります。

 

ビタミンの正しい摂取量は、厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準」によって、13種類のビタミンの細かな指標が定められています。

 

特に脂溶性ビタミンなど過剰摂取による副作用があるものは、耐容上限量を必ず守って摂り入れることが大切です。